水中のチウラム分析例をご紹介します。
環境省告示第59号付表4で示されるチウラムの測定方法では、固相抽出－高速液体クロマトグラフ法が採用されています。
チウラムは水中で金属と錯体を形成し、固相抽出の回収率が低くなる可能性があります。
そこで試料水にEDTA水溶液を添加することにより『EDTA－金属錯体』を形成させ、チウラムの回収率を向上させることができました。
また、自動固相抽出装置を使用することにより、人為的誤差等を取り除くことができ前処理の精度を上げることが可能です。下記前処理例では環境基準値の1/10濃度で分析を行いました。