マイクロ波高速マッフル炉
マイクロ波高速マッフル炉 Phoenix BLACK


Phoenix BLACKマイクロ波マッフル炉を使うことで、従来の電気加熱炉では真似のできないスピードと安全性でサンプルを灰化することができます。また、フルカラーのタッチスクリーンを持つインターフェイスで、装置のプログラミングも簡単にできます。
Phoenix BLACKを使うことで、灰化処理全体のプロセス管理を改善することも可能です。
・最大15サンプルまで同時に灰化可能
・プラチナを含め、従来の灰化システムで通常使われるどのようなるつぼでも使用可能
・電気加熱炉およびマイクロ波加熱炉としての要求基準を満たす
特徴
速い

・設定温度まで数分で温度を上げます。
・デシケーター内で保持しなくても、炉から直接天秤に持ち込むことが
できます。
・従来のマッフル炉を使う方法よりも、最大97%速くサンプルを灰化する
ことができます。
・1ステップの灰化:炉内で前灰化を完了し、ブンゼンバーナーは必要
ありません。
安全

・換気し続けることで、すすや悪臭を研究施設に残しません。
・NISTトレーサブルな熱電対によって、確実に正確な温度管理を
行います。
・クオーツ繊維製のるつぼは、数秒で触れる温度まで冷却されます。
・炉のドアが取り外れている時には、統合センサーによってキャビティの
ドアは閉まりません。
使いやすさ

・開始時間と温度の上がり方が自動に決まり、メソッドを簡単に
プログラミングできます
・秤りやプリンターと組み合わせて、自動的に結果を出力します。
手動で計算する必要はありません。
・ターンキーによるバリデーションや品質検査のトレーサビリティー
のために適格性確認(IQ/OQ/PQ)サービスを使うことができます。
・自動硫酸灰化:サンプルを炉に設置して、スタートを押すだけです。
各分野で従来のマッフル炉の代わりになる要件を満たしています。

Phoenix BLACKは、電熱炉の使用が定められた処理でも、電気炉の代わりに処理を行う要件を満たしています。
NIST トレーサブルな熱電対やキャリブレーションソース装置などのオプション付属品を使えば、 ISO や GLP に従った温度確認や温度較正を素早く簡単に行うことができます
最も一般的に使われるメソッド
・ASTM D874-92 – 潤滑油の硫酸灰分試験法
・ASTM D5630-94 – 熱可塑性物質の灰分試験法
・IP 501 – 灰化による燃料油サンプルの試験法
・ USP 281 – 強熱残分(ROI)/硫酸灰
・ USP 733 – 熱灼減量(LOI)
・AOAC・FDA・ISO・DINなどの様々なメソッド
など...
取り外し可能な炉内インサート

Dr.フルシオ
〇高温用炉内インサート 〇高容量用炉内インサート
・1200℃まで加熱できます。 ・1000℃まで加熱できます。
・石英ファイバーるつぼを8本(20mLまたは50mL) ・石英ファイバー製るつぼを15本(20mLまたは50mL)
または5本(100mL)置くことができます。 または12本(100mL)置くことができます。




参考情報
詳しい製品情報に関しては、CEMのHPをご覧ください。