CO₂分離膜の性能評価
カーボンリサイクルにはCO2を効率的に分離・回収する技術が求められます。その中でも、膜分離法は、圧力差によってCO2を透過・分離することから、特に圧力を有するガス源において、他の分離法よりも、低コストかつ省エネルギーのCO2分離が可能と言われており、有望視されています。
ガス透過率測定装置 TM2540は、検出部にガスクロマトグラフを採用することでCO2やH2、CH4などを含む混合ガスでの評価が可能です。加湿ガスオプションを追加することにより、加湿されたパージガスと試験ガスを試験片に供給することができ、試験片を透過したガス成分をガスクロマトグラフで測定することができます。
また、セルは120℃まで加温が可能ですので、様々な条件で検討が可能です。
【仕様例】
測定方法 : 差圧法(JIS K 7126-1 差圧法のガスクロマトグラフ法に準ずる)
透湿度測定*¹ JIS K 7129 透湿度測定のガスクロマトグラフ法に準ずる)
ガス透過率 : OpenLabにより算出された各成分の濃度を自動で取り込み、透過度を算出
計算ソフトウェア Microsoft Excelを使用した測定結果シートの作成
セル数 : 1~3
セル温度 : 室温 ~ 120℃
サンプル形状 : 直径:50~55 mm厚み:0.05~1 mm
注)セルにセットした際に、押さえたときの圧力で破損しないこと
透過セル : 平膜用セル有効透過面積:16 cm2 (Φ45 mm)
非透過側圧力 : 0~500 kPa(G)
測定範囲:透過度 : 0.1cm3 /(m2・24 h・atm)~
透湿度:0.01 g/(m2・24 h) ~
【フィルムのCO2透過測定例】
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