分野別ソリューション

酸分解

原子吸光(AAS)、ICP 発光分析、ICP 質量分析、蛍光X線分析装置を用いて元素分析を行う場合、試料の形態、分析対象装置に応じて適切な前処理方法が必要となります。一般的な、有機物を含む固形試料は、酸を用いて湿式分解を行います。湿式分解は、開放系の酸分解システムや、密閉系のマイクロ波自動密閉分解装置を用いて行われます。

酸分解システムDigiPREPシリーズ

 
酸分解専用のホットプレート型システムです。用途に応じて平板タイプ(HP)とブロックタイプ(Jr.、MS、LS)を用意しています。ブロックタイプは、15 mL、50 mL、100 mL のDigiTUBEs に対応したシステムをラインアップしているため、試料の量に応じたシステムを選択できます。

ディスポーザブル分解容器 DigiTUBEs

 
DigiPREPシリーズで使用できる、試料計量、試薬添加、酸分解、定容操作に用いる使い捨て高純度ポリプロピレン製容器です。本容器について、試供品提供サービスを行なっています。ご希望のお客様は、下記のお申込みフォームよりご連絡ください。

耐酸性プログラム昇温高温加熱分解システム MetaPREP AT2

 
MetaPREP AT2は、最高加熱温度230 ℃まで加熱できるため、効率の良い酸分解が行えるシステムです。DigiTUBEsやMetaTUBE PTFEに対応しています。

特長
・フッ素樹脂コーティングのグラファイトブロックを採用
・100 Vの電源で最高加熱温度230 ℃を実現
・コントローラー部が独立しているため、ドラフト外に設置可

Cole-Parmer社製 凍結粉砕機 Freezer/mill CG-200・CG-400

 
Freezer/Mill CG-200(小型)、CG-400(大型)は液体窒素でサンプルを凍結させて粉砕を行うため、常温では粉砕が難しい、樹脂、プラスチック、ゴム、生体試料等の試料調製に便利です。ポリカーボネイト筒にサンプルを入れ容器ごと冷却するためサンプルが液体窒素と直接触れることはありません。

凍結粉砕機の操作イメージについては、下記の動画をご参照ください。

※動画内の装置デザインは旧SPEX社のものです。装置の基本性能は同じです。