畜水産物の需要の増加に伴い生産効率を上げるため、動物用医薬品や飼料添加物が利用されます。テトラサイクリン系抗生物質は、優れた特性を持つため、現在でも一部の用途に対して認可されています。一方、食品衛生法では、食の安全の面から、１日摂取許容量が設定されており、2006年5月には、ポジティブリスト制度の導入に伴い、畜水産食品中の最大残留基準値が定められています。
本試験法は、通知法で、EDTA含有クエン酸緩衝液で抽出しヘキサンで脱脂した後、スチレンジビニルベンゼン共重合体で精製し、HPLCにより測定する方法です。