技術情報

GCの自動終了方法(本体・ソフトウェア)

GC-4000 Plus Aタイプ(全電子式流調)では、AUTO画面でSHUT DOWNを「ON」にするとカラム恒温槽、注入口、検出器を自動終了する事ができます。
SHUT DOWNを「ON」にすると、カラム恒温槽の設定温度がSHUT DOWN TEMP(自動終了温度)に変更され、その他の温度設定、TCD電流、FID用ガス(空気、水素メイクアップガス)の流量設定をOFFにします。
各部の温度がSHUT DOWN TEMP以下になると、INJ、AUXの圧力・流量設定とカラム恒温槽の温度設定をOFFにして、カラム恒温槽の設定温度を元に戻して、自動終了動作が終了します。

1.SHUT DOWN TEMP を設定します。
<AUTO>キーを押して、AUTO画面を表示します。<▼>キーで最終行の「SHUT DOWN TEMP」の行に行カーソルを移動します。希望する自動終了温度の<数値><ENTER>と、キー入力します。入力範囲は0~100℃、最小単位は1℃、初期値は50℃です。

2.自動終了を開始します。
<▼><▲>キーで「SHUT DOWN」の行に行カーソルを移動します。<ON/YES>キーを押して自動終了を開始します。ステータスにSHUT DOWNと表示されます。カラム恒温槽の設定温度がSHUTDOWN TEMP(自動終了温度)に変更されます。その他の温度設定および、TCDを使用している場合はTCD電流、FIDを使用している場合は空気、水素、メイクアップガスの各流量設定をOFFにします。

3.自動終了の終了
各部の温度がSHUT DOWN TEMP以下になると、INJ、AUXの圧力・流量設定をOFFにします。また、カラム恒温槽の温度設定をOFFにして、記憶させるカラム恒温槽の設定温度を初期温度に戻し、カラム恒温槽のファンを停止します。

4.SHUT DOWNの設定が「OFF」と表示されステーテスがREADY表示になり、自動終了動作が終了します。

5.運転を終了する場合は、電源スイッチをOFFにしガスの元栓を閉めます。