ガス清浄装置
FID用エアー清浄装置 AOE2300/2700
GC-FIDにコンプレッサーエアーを助燃ガスとして使用すると、バックグランドが上がり、コンプレッサーのON-OFFに同期した急激なベースライン変動が起こるため、キャピラリーカラムなどの高感度分析が難しいのが実情です。
このバックグラウンドの上昇やベースライン変動の原因は、圧縮空気に含まれる炭化水素の影響です。
AOEシリーズで処理したコンプレッサーエアーは、高純度ボンベエアー並の炭化水素濃度を実現します。ボンベエアーを購入することなく高感度分析が可能になるため、ランニングコストを低減することが出来ます。
特長
- ボンベエアー(Grade1)と同等のバックグランドと安定性
- 反応管加熱ヒータに、過昇温防止機能を搭載
System | GC-4000 |
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Col.Temp | 80 |
Detection | FID 150℃ |
H2流量 | 35mL/min |
Air流量 | 250mL/min |
MakeUp Gas | N2 30mL/min |
Range | 100 |
仕様
型式 | AOE 2300 | AOE 2700 |
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最大空気流量 | 2L/min | 10L/min |
供給空気圧力範囲 | 50~800kPa | 50~800kPa |
圧力損失 | 0.7kPa(最大流量時) | 0.6kPa(最大流量時) |
供給空気最高温度 | 35ºC | 35ºC |
炭化水素処理能力 | Max.100ppm(as methane) | Max.100ppm(as methane) |
スタートアップ時間 | 20min | 45min |
安全機能 | 過昇温防止回路 | 過昇温防止回路 |
配管接続口径 | O.D.1/8"(3.17mm)チューブ接続 | Rc1/4 |
外形寸法 | 160(W)×380(D)×143(H)mm | 200(W)×400(D)×460(H)mm |
質量 | 約4kg | 約14kg |
電源 | AC100V 50/60Hz ±10% 3A | AC100V 50/60Hz ±10% 4A |
品名 | 型式 | 入数 | Cat.No. | 価格 |
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FID用エアー清浄装置 AOE2300 | AOE2300 | 1台 | 2702-19230 | 260,000 |
FID用エアー清浄装置 AOE2700 | AOE2700 | 1台 | 2702-19270 | 550,000 |
AOE専用メンブレンドライヤー
AOE2300/AOE2700は、処理する圧縮空気中の水分が多いと炭化水素除去効率が低下します。本機をよりよいコンディションで使用するために、処理する圧縮空気をAOE専用メンブレンドライヤーで乾燥させることをお薦めします。
仕様
品名 | AOE2700/272専用メンブレンドライヤー | AOE2300専用メンブレンドライヤー |
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分離膜 | 芳香族ポリイミド製中空糸膜 | |
使用流体 | ドレン、ダスト、ミストを除去した圧縮空気 | |
使用圧力 | 最高0.9MPa | |
入気温度 | 1~40ºC(耐熱温度60ºC) | |
周囲温度 | 1~40ºC | |
大きさ | φ56×126mm | φ40×122mm |
*メンブレンドライヤー単体の仕様です。
メンブレンドライヤーは、空気を乾燥させるため、圧力に応じ一定流量の乾燥空気が常時パージ側に流れる構造となっています。使用乾燥空気量以上に圧縮空気がメンブレンドライヤーに入気しますので、あらかじめご了承ください。
パージエアー流量
圧縮空気供給圧力 | 300kPa | 400kPa | 500kPa | 600kPa |
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AOE2700/272用 | 1.9L/min | 2.6L/min | 3.2L/min | 3.7L/min |
AOE2300専用 | 1.2L/min | 1.5L/min | 1.8L/min | 2.1L/min |
*当社調べ。製品により若干の差があります。
品名 | 入数 | Cat.No. | 価格 |
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AOE2700/272専用メンブレンドライヤー | 1個 | 3001-17700 | 132,000 |
AOE2300専用メンブレンドライヤー | 1個 | 3001-17701 | 108,000 |