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逆相カラム(Phenylカラム)

InertSustain Phenylhexyl

化学結合基

シリカゲル :高純度球状シリカゲル(ES シリカ)
粒子径 :3µm、5µm
表面積 :350m2/g
細孔径 :100Å(10nm)
細孔容積 :0.85mL/g
化学結合基 :フェニルヘキシル基
エンドキャップ処理 :あり
炭素量 :9%
U S P コード :L11
推奨使用pH範囲 :1~10

フェニル基結合カラムは、π電子相互作用が働くため C18 カラムとは異なる分離パターンが得られます(図 1)。C18 カラムで分離が不充分な時に選択するカラムとして有効です。
フェニル基結合カラムには、主にアルキルフェニル基結合タイプとダイレクトフェニル基結合タイプの2種類存在します。
アルキルフェニル基結合タイプはアルキル基による疎水性相互作用とフェニル基によるπ電子相互作用が両方働くため、ODS カラムでの分離パターンをある程度保ちつつ、分離を少し変えたい場合に有用です。
一方、ダイレクトフェニル基結合タイプは、アルキル基による疎水性相互作用が働かないため、分離パターンを大きく変えたい場合に有用です。
InertSustain Phenylhexyl は、シリカゲルにヘキシル基のスペーサーを介してフェニル基を結合させたアルキルフェニル基結合タイプであり、耐久性・不活性度も優れた特長を有するカラムです(図 2)。

図1 C18 カラムおよび自社フェニルカラムとの比較
図2 高い不活性度