標準試薬
LC不動態化溶液
一般的にグリホサートなどの金属イオンと吸着性の高いリン酸系農薬を誘導体化せずに分析する場合、PEEKカラムを使用することで、吸着影響を回避します。その際、同時に、配管やオートサンプラーニードルなどのLCシステム全体における金属にも対処が必要となります。金属吸着の抑制には、一般的にマスキングするための溶液を移動相に添加するなど、LCシステム配管全体の金属イオンを不活性化する方法が知られています。
本製品は、1760µg/mLの濃度のメチレンジホスホン酸がメタノール/水(50:50)に溶解されており、LCシステムにサンプル溶液としてそのままインジェクションすることで、LCシステム配管内の金属部分をマスキングすることができます。そのため、リン酸系化合物全般において、吸着による影響を簡単に抑制できます。
注)注入の頻度について、その目安は開示されていません。システムの違いや分析感度にもより効果の影響も異なるため、STDを分析して確認をする必要があります。
品名 | 濃度 | 容量 | 輸送区分 | SDS | 入数 | Cat.No. | 価格 |
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LC Passivation Solution | 1760µg/mL in MeOH:H2O | 1mL | 冷蔵 | JPN | 1本 | 1021-10176 | 12,900 |
注)[冷蔵] は、冷蔵輸送品です。別途、冷蔵梱包料として¥1,000をいただきます。
冷蔵輸送品の返品・交換はできません。あらかじめご了承ください。